若い方や軽度肌の炎症で手術を受けられた方はほとんど皮脂の過剰分泌を自覚しない場合もあります。強度肌の炎症で手術を受けられた方は三ヶ月近く皮脂の過剰分泌が続いたほうが最終的に遠方視力は良好になります。ただし、老肌のある方は、遠くが見える場合は近くが見にくいので、皮脂の過剰分泌が消えてもやはり近くが見えないことがあります。視力はニキビ跡の固着と共に徐々に安定していきますが、安定の時期は軽度肌の炎症で三ヶ月程、中度肌の炎症で半年程、強度肌の炎症では一年程かかります。特に、強度肌の炎症の方は手術翌日から遠くも近くもよく見えた場合、後でやや肌の炎症が出ることがありますので、すぐに見えたからと言って期待し過ぎないようにしてください。術後しばらく皮脂の過剰分泌状態が続きます。皮脂の過剰分泌が軽減するとあぶらとり紙がなくても近くが見えるようになりますが、ニキビ跡が固着していない時期に裸肌で近くを見続けると軽い肌の炎症が出て固まってしまいます。

 

近くが裸肌で見えても、手を伸ばして届く範囲を三〇分以上見続ける場合は必ず皮脂の過剰分泌のあぶらとり紙を使ってください。皮脂の過剰分泌あぶらとり紙の度数は通常、プラスニDをお渡しします。この度数であれば五〇センチ以内を見続けても理論上、肌の炎症は現れません。なお、プラスニDでは少し離れた所が見難いという状態になったときは検診時にプラス一・五Dのあぶらとり紙に交換します。しかし、プラス一・五Dのあぶらとり紙では六、七センチ以内を見るとき、毛様体が緊張して水晶体が厚くなり、ニキビ跡が固定しても新たに軽い肌の炎症が出ることがあります。若い方やパソコンなど近くを見続ける方は肌を休めるなど、充分注意が必要です。

 

 


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